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ユーリ・N・ハラオウンの笑顔  第1話 -悪夢-

目が覚めると真っ白な空間にいました。
地面も白、空も真っ白、そこは見渡す限りでは全く何もなく、地平線がとても綺麗にです。

…おかしいです、私は先ほどまでベットで寝てたはずなのになんでこんな所にいるのでしょう?
一応体の状態を確認してみます

まずは、足
ちゃんとあります

次に腕
傷一つないピッカピカ

そして頭
自らの髪を手に取ってみます。別に変った所も無く、いつも道理のウェーブのかかった金髪であり、肩まで伸びている髪も切られている事はありません。そして金色の瞳である私の目もこうやって何も不自由なく見えているので大丈夫でしょう。

最後に胴体
別に変な違和感はありませんですし、寝るときいつも着ているパジャマも別に汚れたり破れたりしてません
…もしかしてわたしは誘拐されたのでしょうか?
でもそれなら、私を拘束してるはずです。いったいどういうことでしょうか?

うーむ…と私は悩みますがなにも答えがでません
座って考えても答えが出ません。
寝転がっても同じでした。

私は寝転がりながら視線を遥かかなたまで向てみました。そこには見渡す限り白、そして普段は見る事のできない地平線。障害物はなにもなく動いているのは私だけ。それはとても綺麗で不気味で幻想的です。
もし誘拐ならこの景色を見せてくれた方にお礼を言わなければならないかもしれません。





「別にお礼はいいですよ」
「うひゃぁ!?」
突然私の後ろから声がして私は飛び起きました。
お…お、おかしいです!?さっきまで誰もいなかったはずなのに!?

「ほほぉ、おもしろい女の子ね。そんなに驚いたかしら?」
「ふ、ふぇ?」
そこには、真っ白なローブをきた人がいたずらが成功したかのようにすこし意地悪な笑みを浮かべて立っていました。

その人はとても神々しく、まるで人間ではないような雰囲気が出てて顔もとても綺麗で美しくまさしく神と言っても不思議ではなく、男たちが見たら一瞬で惚れてしまうような美女で………美女?

美女=美しい女性=女性

…女性?

……

…………!?

「ウヒァヤアアアアアアアアアアアアア!!」
私は腹の奥から悲鳴をあげました。
これはまずいです。ただでさえ女性とかかわったらいけないのに、会話したどころか顔を会わせてしまいました。
私はすぐに走り去ろうと彼女に背をむけました。そしてすぐに走りだそうと足を前に…

ガシッ
ブンブンブン
フルフルフル

…頭を上からつかまれ持ち上げられました。
まだちっさいわたしは足が地面に届きません。これが身長差の違いですか…

「いきなり、悲鳴をあげて逃げるのはひどいのではないかしら?」
後ろから女性の優しげな声が聞こえてきます。確かにいきなり悲鳴を上げて逃げたのは悪かったでしょう。ですがここで早めにお別れした方がお互いのためなのです

「お願いです手を離してください!!ここにあなたと私がいたらお互いにアビョーンでバビョーンな事になるんです!!」

「何言っているのかまったく分からないわね…。とりあえず落ち着きなさい。」

「落ち着いてられません!!お互いに心の傷を作る前に早く手を離してください!!」

女性は私を持ち上げたまま呆れた顔をして私をみています。
なんですか!?その、ああ駄目だこの子…みたいな眼は!?

「はやく離してください!!Please lift a hand earlyぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

すると彼女は私を地上に戻してくれました。ですが手は離してくれません。
気分は首輪につながれたワンちゃんです。

「はぁ…」
私の後ろからため息が聞こえます。
すこし、イラッときました。私はまた声をあげようとして…




「あなたのレアスキルを消しにきたわ」

「……え?」

私は彼女の言っている事が一瞬意味が分かりませんでした。
私を長年苦しめてきた子のレアスキル
私の命の次に大事なモノを奪おうとしてきた呪いのレアスキル…
それを彼女は消すと言っています。今までどんな治療を用いても消せなかった呪いのレアスキルを

「あなたが望むなら、一つの代償と共にあなたを苦しめるレアスキルを消してあげるわ。」
頭の重圧が消えました。どうやら彼女が手を離してくれたらしいです。

「これであなたが一番大事にしてきたモノを奪われない」
彼女は私の正面に移動して私に微笑みかけました。

そうです。
このレアスキルが無くなれば、今まで守ってきたモノが襲われる必要はなくなります。
このレアスキルが無くなれば、自由に外を歩けます。
このレアスキルがなくなれば…

「本当…ですか?」
「本当よ」

彼女は間髪をいれずに答えます。
彼女の瞳に見える光とその声には絶対の自信を感じ取れました。

この女性なら私を救ってくれます。私はなんとなく確信しました。
このレアスキルを消してくれるのならどんな代償だって払えます。







………代償?
ちょっと待ってください。

確か前にもこんなことがあったような気がします。
たしか、レアスキルを消すため有名な女性ドクターの所に訪れた時に請求された二つのモノ
一つはお金、もう一つは確か…

「ごめんなさい、あなたに確認したい事があります」
私はすぐさま彼女から距離をとります。
もし彼女が女性ドクターと同じならこの条件をのんだ瞬間私は終わりです

「何かしら?」
彼女は優しく微笑みながら答えます。
ですが一瞬だけ彼女の瞳にとある眼光をみました。

わたしはあの眼光を何度も見ています。
あれは時に甘く妖艶で、時に鋭く鷹のような眼光
この二つはまったく違うようで求めているのは同じ

「あなたが望むものはなんでしょうか?」
すると彼女は一瞬、ボケッとした後、クスクスと笑い私ににじり寄ってきました。

これはマズイです…
私はすぐさまここから逃げ出そうと足を動かしたのですがなぜか動きません。
私は嫌な感じがして、足元を見ると…
「バ、バイン…ド?」
そこには私の足に何重にも巻かれたバインドがありました。
何かを拘束するために使うこのバインドという魔法はとても便利でいろいろな種類があります。ですがこの魔法の欠点は拘束を堅くすればするほど発動するまでの時間がかかります。そんな魔法をい、いつの間に…て、そんなこと考えてる場合ではないです!!急いで外さないと、って堅!?一個一個どんな堅さしてるんですか!?一瞬でしたよね、これ一瞬で発動しましたよね!?
私は涙目になりながら術式を解析して解こうとしていると

ポン
肩に手を置かれました。
足元から顔をあげるとそこには、とても綺麗なで妖艶な笑顔の女性がいました。
もう冷や汗が止まりません。
この後起こりうる事を、脳が理解していますが私の心は理解したがりません。
もうわけわかんないです…

「う、奪わないっていいましたよね?一番大切にしてるモノ…」
今の私は顔が引きつるのを感じながら彼女にたずねました。

すると彼女は舌舐めずりしながら
「大丈夫…奪わないわよ」

私のズボンに手をかけ
「ちょっと気持ちいい事して…













あなたの処女をもらうだけだから」


☆★☆★☆★


「奪ってるじゃないですぅかぁああああああああ!!」

「うわっ!!」

私は叫びながら布団をふっとばしベットから跳ね起きた。
パジャマが気持ち悪いです。びしょびしょです。もう冷や汗でびしょびしょです!
わたしはすぐに周囲を確認しました。それも視界だけではなく、サーチャーも飛ばし、変な物が潜んでないか確認します。

オールクリア。よし、いつもの私の部屋です。安全な管理局本部の中にある私の部屋です…。
よかった…本当に……本当によかった…
あんまりな夢だったので涙が瞳からでてきます。


「ゆ、ユーリ?」

すぐ横から心配するような声が聞こえました。
そちらに顔を向けると私の事をオロオロと心配してくれている兄がいました。
いきなり、こんな大声をあげて起きたのですから心配もするでしょう。
私は私が落ち着くためにもゆっくりと兄に話しかけました。
「あ、兄さんもう朝ごはん?」
するといつものペースを取り戻したのか兄は咳払いをして口を開きます。
「もう、12時になる。時間からしたらお昼だな」
「もうそんな時間なんだ…」
私は、ぼーと空中を見つめたまんまつぶやきました。
そういえば、昨日は有名な女性ドクターの所に行ったらなぜかドクターとドクターの助手と思われる人に(性的な意味で)襲われて、そして助け出されていろいろあって寝たのは深夜でしたね。本当に昨日は兄が助けに来てくれなかったら危ない所でした。

「それよりも、どうしたんだ?そんなに叫んで?」
兄がまた心配そうに聞いてきます。昨日あんな事があったので心配なのでしょう。本当に優しいお兄ちゃんです。
ですが、先ほどの夢の事は話たくありません。口に出すのも嫌です。
わたしは話を変えるために兄にお昼ご飯を催促するのでした。
「それよりもクロノお兄ちゃん、お昼ごはんなんですか?」

ユーリ・N・ハラオウン
今日も自らのレアスキルと名前の中に入っているNの文字を消すため頑張ってます。

☆★☆★☆★

今から11年前、最悪の性犯罪者が登場した。
その名は「タカアキ・ナイト・メア」
とても痛々しい偽名だが彼の起こしたのはまさにその名の通り悪夢だった。
彼は「闇の書」という名の恐ろしい魔道書を手にその書の守護騎士たちを使い数々の世界の女性を捕まえ、彼の笑みを見た異性を惚れさせ言いなりにできるという恐ろしいレアスキル「ニコポ」を使い洗脳して自らの道具
ハーレム
にしていった。


だがついに闇の書ともども「タカアキ・ナイト・メア」を封印することで「タカアキ・ナイト・メア」の悪行を管理局は止める事に成功する。そしてそれに伴い彼のアジトから一人の子供を救いだすことに成功した。

しかし、子供と闇の書の運送途中で「タカアキ・ナイト・メア」は自らの命と引き換えに闇の書を暴走させ運送をしていた艦、そしてその艦長もろとも命をたった。

本当ならそこでこの事件は終わりだった。
しかし艦長が命をかけて助け出した子供から、「タカアキ・ナイト・メア」と似たようなレアスキルを発見した。それを知った者達は恐れた。この子は奴の子供なのではないのか?この子も「タカアキ・ナイト・メア」と同じになるのではないか?

だがそれも杞憂に終わる。
理由はその子供は外見が「タカアキ・ナイト・メア」と髪の色も瞳の色も違う事。
まだほとんど物心のついてない幼子であるため教育さえしっかりすれば大丈夫だろうという事。
そして最大の理由が、その子の、いやその少女のレアスキルは「ニコポ」と違い、同性にしか能力はきかず、制御も聞かないという。需要のない劣化レアスキルだったためである。

管理局としては、その子には普通の生活をしてほしかったのだが、「タカアキ・ナイト・メア」の娘の可能性がある事と、そのレアスキルのせいで物心ついた頃から少女は女性に(性的に)襲われ続け女性恐怖症になったため、管理局は少女を本局で保護する事になった。

そして管理局はこの全く使えないレアスキルに名前をつけた。
「ニコポ」の劣化スキル、「ミコポ」と
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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