FC2ブログ

うさキューブ 7兎-うさぎの新しい家

研究国の施設のとある部屋で研究国の主である男性と、とある隠れ里の主である女性がお互いイスに座り楽しく談笑していた。
だがもし今、おくびょうウサギがこの場にいたらこう言うだろう
「うわ・・・・胡散臭いうさっ!!」








「じゃあ、そういう事でおねがいね」
「ああ、まかしといてくれるとうれしいな。おねえさん。」
そう僕がお世辞をいうと女性はクスクスと微笑んだ
「あらあら、お世辞が上手な坊やね。これなら私の可愛い兎も任せられるかな?」
「あれ?赤箱君に会って行かないのかい?」
「そろそろあの子には外の世界も体験して欲しいしね、それにそろそろ親離れの時期なのよ」
「たった3歳の子に良く言うね」
「あら、あの子の精神年齢、実質十代ぐらいよ?」

そんな会話のあと僕達はお互い苦笑する



本当にこの赤箱君の親と自称する彼女との会話は面白い
ここまで話していて楽しかった人物はそうそういない
それに彼女の話しにはときどき未知が散りばめられており、僕の興味をひいた




「では、そろそろ帰らせてもらうわね」
「そうかい、個人的には君との会話は僕に取って有意義なものだったのに、残念だね・・」
「うふふ、こちらも有意義な時間だったわよ。本当に楽しかったわ。
また会えたら会いましょう。・・・・・あと、ちゃんと約束守ってね」

そう最後に言い残して彼女は壁にスキマと呼ばれるものを開き、不気味な目玉が蠢く空間に入って行った

するとスキマもきえて部屋には僕だけになる

「まったく、本当にもったいない約束をしたものだよ・・・・
だけどこれで赤箱君は研究国の一員だ」

そんな事をつぶやき僕は一人微笑んだ






ふかふかだ・・・

ふかふかである・・

床がとてもふかふかだ・・・

それに気温がすこし肌寒くあり、タオルケットと抱き枕がとても気持ちいい
そんなおぼろげな感覚で横にある抱き枕に抱きつく

この抱き枕はひと肌程度の暖かさがあり、とてもプにプにした二つの膨らみがあった
そんなプにプにに顔を埋めて・・


「・・・・ふぇ゛。あ、あふ・・・・」

そんなすこし喘ぎ声のようなものを聞いた。


・・・・・・・
頭がいきなり覚醒する。
自分が今どのような状況かを確認するために記憶をたどってみる


・・・・そうだ
自分はたしか家に無断侵入してきた男女と話しているといきなり襲われたんだ
その後、襲ってきた金髪を攻撃して、追いつめて、壺投げてきて、つかんで、能力を使って
なぜかそこから記憶があいまいだ・・
まだ寝ぼけているのかな?



そして今自分がどこに寝ているかだ
このふかふかな床はおそらくベット
この自然の風では有り得ないほど涼しい風はおそらくクーラーと呼ばれる物だと思う
なら、この抱き枕は・・・
そう思いながら、おそるおそる目をあけると 



「あ・・・・おはよう」



目の前に長く伸ばした前髪で両目を隠した、ぼんやりとした小動物のような少女が横に寝ていた


「・・・・・・・」
「だ・・・大丈夫?痛いところない?」
「・・・・・」
「ね、ねぇ・・・大丈」
「う・・・・」
「う?」

「うさぁぁぁぁっぁああああっぁぁぁああああああ」

そんな悲鳴が病室に響いた






とある悲鳴が響いた1時間後、病室の一室では一人の男がイスに座りベットで寝ている少女に話しかけていた
その少女は傍らのベットに腰掛けた呪いの壺である少女と戯れながら話を聞いている
「・・・という事なんだよ。赤箱君」
「なるほど、状況はわかったわ・・・・・」
私はベットで寝ながら闇曲拍明から今の自分の状況を聞き終わった。

その話を聞き終わった私の感想は「頭が痛い」の一言だった
本当にため息をつきたくなった。いまの私の表情はひどく疲れているだろう
すると、心配そうに先ほど私の抱き枕になっていた少女が心配そうにこちらを見つめてきた

そんな少女に私は「大丈夫だよ」と語りかけ頭をなでてあげた。



どうやらこの男から聞いた話では、私は散々ハインツマン(どうやらこいつは闇曲拍明についてきたらしい)をいたぶった後止めを刺すついでにハインツマンが持っていた壺を人間にしてしまったらしい

その後私はぶっ倒れて死にそうだったらしく、治療器具はなく病院も遠い・・・
そんな状況に、いきなり目の前に傘を持った女性が現れて条件付きで闇曲拍明の研究施設までつれていってくれたらしい

そしてその条件はいろいろあって、大きな物をあげると

1.赤箱君の衣食住の面倒をみる事
2.赤箱君を研究対象にしない事
3.赤箱君の母も研究対象にしない事
4.赤箱君に医療技術を教えてあげる事

この4つだ

これさえ守れば、自由に研究国の一員にしていいらしい
それをあの子が望めばなおさらだ・・・と「おねえさん」は言っていたらしい





なるほど、これで私の衣食住は安定したらしい
まぁそんな事より
「ひとつ、聞きたい事があります」
「なんだい?」
闇曲拍明はひどく愉快そうに微笑みながら返事をした


「・・・私がいつ研究国の一員になりたいと言いました?」
「なにを言っているんだい。一言も言ってないよ」
「・・・・・」
闇曲拍明ぇ・・・・・

「それにどうやら赤箱君の「おねえさん」も、赤箱君がそんな事一言も言ってない事に気が付いていたけど快く了承してくれたよ」
「・・・・」
おねえさんぇ・・・・



この時から私の研究室生活が始まった・・・
スポンサーサイト



テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アクアグラッセ    

Author:アクアグラッセ    
アクアグラッセです
のんびり2次創作を書いていこうと
思っています

後リンクについてはフリーです
相互リンクについてはTOP記事にコメントをください

最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
来てくれた方々
カウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR