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ヴィヴィオのどくしょかんそうぶん 2冊目

「あら?」
「どうしたんですか紫様?」
「瞬間移動?ワープ?……いや無理やり空間がつながった?」
「なにかお困りでしょうか?」
「うーん………まぁ監視だけでいいわね、一人だけだし見た感じ危害なさそうだし」
「?」
「それに暇つぶしになるかもしれないしね」
「???」






パチュリー様からお茶菓子の用意と何か勝手に発動している魔法が向こうの方にあるから見てこいと言われました。

お茶菓子の方は咲夜さんに頼みました
魔法の発信源の本も見つけました

普通ならこのまま本を届ければいいのですが……

「ま、まって…!!」
予想もしていなかった誰かの声
そこでふとそちらに顔を向けると

目の前には金髪の小さな可愛い女の子

妖精……ではないですね
妖精にしては魔力量が多すぎます

ならば勝手に侵入した妖怪……でもないですね
雰囲気がうっすらとですがかなり神聖な感じがします。どこかの聖女の子孫か何かでしょうか?


まぁ、そんな事よりも
とりあえず、私はこの子を見た事はありません

つまり




「「誰?」」

二つの声が重なりました





【ヴィヴィオのどくしょかんそうぶん 2まいめ!】




目の前の女の子は警戒しながら私をみています
見た所不思議な雰囲気はありますが人のようです

という事は人里の人?
いやあり得ませんね。
メイド妖精たちにも門番の美鈴様にも咲夜様にもパチュリー様にも私にも気付かれずに紅魔館の図書館しかもこんな奥の場所に来るのは不可能

出来るとしたら妖怪の賢者様だけ
だがさすがの賢者様もいきなり人を送り込んだりしては来ないだろう

いったいこの女の子なんの目的で……

そこまで考えた所で今まで私をじっと見つめていた少女が口を開きました

「おねぇさん……誰かの司書さんの使い魔ですか?」


………
……

「………こぁ?」
つい、余りに変な質問が来たのでつい変な声が出てしまいました
確かに私は使い魔ですが……
誰かの司書さん?
そもそも、ここ紅魔館の図書館で司書は私しかいないはずです

わたしはすぐに答える事にしました
「確かに……使い魔ですが………この図書館に司書は私しかいませんよ?」

「ほぇ?」
すると少女も変な声をあげました
まるで私と同じように変な事を言われた時のような反応です

すこし、ぽけ~と少女はしていましたが、すぐ気を取り直したようで私にまたわけわからない事を言ってきました

「う、うそ!無限書庫にはいっぱい司書さんがいるもん!!おねえさんのうそつき!」

少女からのうそつき認定
すこしカチンときました

「うそじゃないです、ここには私しか司書はいません!それに無限書庫ってなんですか?ここは紅魔館の図書館ですよ!あなたがうそつきです!」

すると、少女は怒ったのか頬をぷくーと膨らませてました
……あらかわいい

「そっちがうそつきだよ!だってここは、こうみゃかんなんて変な名前じゃなくて無限書庫だよ!ユーノ君も昔からそう呼ばれていたってヴィヴィオはちゃんと聞いたもん!」

ユーノ君?
無限書庫?
良く分からない単語が目の前の少女から発せられます
ですが解った事が一つ、この子の名前がヴィヴィオという事です

そんな事を私が考えていると少女は、ヴィヴィオちゃんはまたカチンとくることを言いました
「無線書庫の主たるユーノ君が司書のみんなをヴィヴィオに紹介してくれたもん!だから絶対に司書が一人なわけ…」




「その発言待った!!」

私はヴィヴィオちゃんを指さしながら、発言を止めさせます
気分は咲夜さんが前貸してくれたゲーム【逆転裁判】の主人公です

するといきなりの私の発言にヴィヴィオちゃんは体をびくっとして発言を止め少しの静寂が場を支配します

そしてわたしはそんな静寂を打ち破るために口を開きます
「ここの主がユーノ君?誰ですかそれは?ここの主は偉大なる魔法使いパチュリー・ノーレッジ様です!!」
ドーンと効果音がつくような感じで私はヴィヴィオちゃんに言い放ちました

するとヴィヴィオちゃんはすこし気押されたようですがすぐに私に反論してきました
「ちがうもん!!ここの主はユーノ・スクライヤ……ユーノ君だよ!!そんなマチョリーだなんて人じゃない!」

「マチョリーないですパチュリー様です!あとそんなユーノなんてひょろひょろした名前の人物にここの主は務まりません!」

私がこの発言した瞬間ヴィヴィオちゃんはムッと眉間にしわを寄せました
どうやら本格的に怒ったらしいです

いいでしょう
パチュリー様の事を悪く言われてわたしも怒ってます
あなたの意見のことごとく論破してやりましょう

ヴィヴィオちゃんがまた口を開きます
「ユーノ君はひょろひょろなんてしてないよ!ユーノ君はすっごい頭がよくて優しんだよ!それこそそんなマチョリーなんてマッチョみたいな名前で脳筋みたいなの人にはここの主は務まらないもん!」

ま、まっちょ…!?
「だからマッチョリーじゃないですパチュリーです!はい復唱!!」

「ぱ、ぱちぇりー?」

「パ・チュ・リー!!」

「ぱ、ちゅ・りー?」

「そうそれですパチュリーです。
解かりましたかムキムキマッチョなマチュリーではありませんパチュリーです。
ふだんぐーたらなだらしない生活をして運動していない運動ダメダメニートパチュリーさまが、ムキムキマッチョなだなんてキモイですよ!
なるならマッチョではなくてふとましくなるだけです。いやもうすでに、ふとましくなってるのかもしれませんが」

私がそう言った瞬間、なぜかヴィヴィオちゃんは頭をかしげました



どうしたのでしょう

「ねぇねぇ、そのぱちゅりーちゃんって私よりも背が高い子?」
「そうですね、すこし背が高いです」
「浮かべる?」
「はい」
「ちっちゃい太陽みたいなのだせる?」
「?だせますけどどうして知って………」
「とりあえずその持ってる御本かして?」
「は、はぁ…」

私はトコトコと私に近づいてきたヴィヴィオちゃんに持っていた本を渡します。
ありがとう、という言葉と共にヴィヴィオちゃんは本を受け取り先ほどよりも少し離れた所まで離れ立ち止まりました


あら可愛い





そしてヴィヴィオちゃんは口を開き





「その子、おねぇさんの後ろで両手上げて太陽みたいなの投げる準備してるよ?」


その瞬間図書館にとても重い静寂が訪れました






いや静寂ではないです
後ろ子らゴオゴオと何かが燃えるような音がしています
そして後ろから来る強烈なプレッシャー
膨大な魔力の本流

昔パチュリー様が言っていた事を思い出す
『消し炭になっても治してあげるから安心しなさい』


………
……


「さぁーてと、通常業務に戻りましょう」

「こぁ?」

「……なんですかパチュリー様?」

「わたしはこぁの何?」

「それは私、小悪魔の偉大なる主です」

「それは嬉しいわ










なら



先ほどの発言はドウイウコトカシラ?」


「………口がすべって」
「有罪」

「ちょっと、待ってください!私にもチャンスを!」
「有罪」

「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんna」
「刑執行」

後ろから近づく猛烈な熱量、莫大な魔力、圧倒的な破壊の化身


そんな絶望的な魔力を感じた私が最後に見たのは「なのはママ見たい…」と呟いているヴィヴィオちゃんでした



あべし

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